フィリップ・コトラーは消費者の購買決定において、消費者の周囲にいる購買決定に影響力を及ぼす役割の人を「インフルエンサー」と呼んでいますが、現在のWEB上のくちコミ情報はまさしくこのインフルエンサーだと言うことができると思います。
特に、インターネット上で、このくちコミを上手に利用しているのは、書籍オンラインショップのアマゾンではないでしょうか。アマゾンでは、本の立ち読みができない代わりに、読者の書評が数多く掲載されています。
この書評が消費者に大きな影響力を持つのは、利用者の声だからです。これが、アマゾン自身によるものであれば、我々は「これは宣伝文句だな」と思いますが、実際にその本を読んだ人の言葉だからこそ、真実味があり、信頼に足る情報と成り得るのだと思います。
実際に、「アマゾンの秘密」を読むと、アマゾンでは設立当初から、カスタマー・レビューを集めるために、賞金を出すなどしており、如何に読者の声を重要視しているかが解ります。
よく言われることですが、インターネットの登場によりくちコミは光の速度で世界中に伝播していくようになりました。良い情報も悪い情報も同じように、いやむしろ悪い情報の方がより速く伝わっていきます。よって、インターネット上での情報は、商品ブランドの形成に大きな影響を及ぼすようになってきています。
今後、企業では、インターネット上での自社商品のブランド力の動向に注意を支払う必要がありそうです。
アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか
posted with amazlet at 05.02.27
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クチコミという双方向ではなく、全方位的なまさに「メディア」は、ネットにぴったりなんでしょうね。アマゾンという世界の中だけでなく、例えばキーワードについて調べるとき、あちこちネットサーフィンして、その見解は正しいのかどうかを比較しているとか、も要はひとりクチコミみたいなもんだと思えるのですが、いかがでしょうか?
インターネット自体が大きな井戸端会議=くちコミの場なんでしょうね。