リスクヘッジ

 企業は経済合理性によって物事を判断することが基本です。この経済合理性には単なるリターンの尺度だけでなく、リスクの尺度も必要になります。このように、リスクリターンを正確に把握する必要がある一方で、企業は、投資判断においては、なるべくリターンを大きくし、且つリスクを軽減することを考える必要があります。

 特に、リスクの軽減は重要です。実際のビジネスでは難しいヘッジを必要とする場面は多々あります。

 例えば、あなたは家電メーカーの社長だとします。

 現在、あるデジタル家電(A)の需要が盛り上がりつつあり、1年後には価格も手頃になって普及していく可能性があるとします。しかし、Aの代替商品となりうる別のデジタル家電(B)の開発がライバル会社で進んでいるとの情報もあり、今A製品の製造工場を大々的に拡張するのはリスクがあるとします。

 こういった場合、どういった選択が可能でしょうか。

 現実的な回答は、A製品の売り上げ上昇が1年後と予想されれば、すぐには工場を100%拡張せずに、例えば本来の投資額の半分だけを投資し50%の拡張にとどめ、しばらくB製品の情報を収集するのはどうでしょうか。

 これは、A製品の需要が盛り上がって来たときに、まったく工場を拡張していなかったら、需要に供給が追いつかず、機会損失となるリスクを投資額の半分を支払ってヘッジする(保険をかける)こととなるのです。

 この場合、もしB製品が主流になり、A製品の需要が増加しなかったとしても、本来投資額の半分が損失の上限となります。

 このような考え方をリアルオプションと言います。ビジネスには常にリスクが付きものであり、リスクテイクするからこそ、リターンを得られるようになっていますので、どれだけリスクを軽減できるかは、企業にとって大変重要なことだと思います。

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posted by よこはま at 02:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営者的視点を持つ
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